PHILOSOPHY

料理とは、舌で味わうだけでなく、
五感を使って堪能すべきもの。
その場所に訪れたいという願いから、
足を踏み入れた時に感じる空気、
四季の移ろいとともに表情や香りの異なる庭園を眺め、
カトラリーに触れ、
サーブされたひと皿を見つめ、味わう。
そんな一連の“レストランですごすという行為”は、
瞬間的な“Happiness”だけでなく、
そのひと皿を取り巻く、さまざまな事柄にも思いを馳せる、
持続的な“Well-being”であって欲しいと私たちは考えます。

長く培われてきた、フランス料理の伝統に忠実に、
和の技法や、自然豊かな九州の食材を組み合わせた料理は、
極力シンプルに、素材の力を引き出したもの。
そこにソースで繊細なアクセントを加えました。

日々届く野菜や肉、魚は、
地球から受け取ることのできる恵みの数々です。
そのことを忘れず、無駄にせず、
そしてそこに携わる人々の想いも糧に、
季節の食材に宿る力や、
味わいを料理という方法で表現できればと思っています。